新型コロナウイルスの感染拡大で、東京や大阪など7都府県に初めて緊急事態宣言が出され、7日で1年になる。だが「第4波」とも呼ばれる感染者の急増が続き、大阪市ではまん延防止等重点措置(重点措置)が適用された。街は苦境にあえいでいる。
大阪市阿倍野区の商店街にある明石焼き店「たこつぼ」。6日は正午の開店を前に、厨房(ちゅうぼう)で従業員が仕込み作業をしていた。
ただ、店の近くの通りを行き交う人はまばらだ。付近ではシャッターを下ろしたままの店も目立つ。
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「たこつぼ」はこの1年、コロナ禍で右往左往してきた。
外出自粛が強く求められた1年前、店の売り上げは通常時の5分の1ほどに落ち込んだ。客が1組しか来ない日もあった。
店は打開策として、テイクアウト(持ち帰り)ですべての商品を半額にする「自粛促進キャンペーン」を始めた。昨年4月9日付の朝日新聞大阪本社版での紹介記事で、店長の大鳥真寛(おおとりまさひろ)さん(46)は「これぐらいしないと売れない」と語っていた。
その後、客足は確かに増えた。…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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