福島県内で震度6強を観測した16日深夜の地震から1週間がたつ。相馬市など各地で避難生活が続き、断水や建物損傷の影響がなお残るなか、暮らしや生業(なりわい)を立て直す努力が続いている。専門家は、今後も強い地震の恐れがあるとしている。
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内閣府によると、23日朝時点で、97人が避難生活を続けている。県によると、1人が亡くなったほか、重傷者は9人、軽傷者は92人にのぼる。
住宅は国見町で5棟が全壊し、同町や二本松市で12棟が半壊した。一部破損は前日から339棟増えて565棟になった。ただ、これらの数字には被害の大きかった相馬市の状況は含まれていない。県は市町村などと連携して「被害状況の把握にスピーディーに取り組みたい」(内堀雅雄知事)とするが、1週間経っても、全容把握にはほど遠いのが現状だ。
また、県食品生活衛生課によると、23日午前で相馬地方広域水道企業団が供給するエリアの約120戸で断水が続いている。(笠井哲也)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル