「同性婚気持ち悪い」の愛知県議 「辞職勧告を」と当事者ら要望

佐藤瑞季

 SNS上に「同性婚が気持ち悪いと言って何がいけないのか」と書き込んだ愛知県の渡辺昇県議(54)=無所属=の議員辞職勧告決議をするよう、性的マイノリティーの差別解消を求める団体が27日、県議会各会派に要望書を提出した。

 要望書を提出したのは、渡辺氏の昨秋の書き込みを受けて、県内の当事者や支援団体などで立ち上げた「性別や性的指向・性自認に基づく差別を根絶する愛知アクション」。団体によると、これまで県議会に渡辺氏の処分を求める署名などを提出してきたが、処分されないことなどが理由だという。

 渡辺氏は、朝日新聞の取材に、「犯罪や違法行為をしたわけではない。議会ではもっと検討しないといけないことがある」などと答えた。

 渡辺氏は昨秋、同性婚に関するSNS上の投稿に「同性結婚なんて気持ち悪いことは大反対!」と書き込み、関係者に謝罪した。1月にはSNS上に、「同性婚が気持ち悪いと言って何がいけないんですか。世の中には同性婚を気持ち悪いと思う人が殆(ほとんど)どです」と書き込んでいた。(佐藤瑞季)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

Think Gender

男女格差が先進7カ国で最下位の日本。生きにくさを感じているのは、女性だけではありません。だれもが「ありのままの自分」で生きられる社会をめざして。ジェンダーについて、一緒に考えませんか。[記事一覧へ]

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment