性的マイノリティーのカップルを公的に認める「パートナーシップ宣誓制度」が11月から東京都でも開始となるのを前に、制度適用の申請が11日に始まった。渋谷区と世田谷区でスタートした制度が、7年を経て都でも始まることになった。
都によると、同日午後6時までに18組の申請があった。その一組、都内の会社員で「東京都にパートナーシップ制度を求める会」代表として都議会に請願を出していた山本そよかさん(37)とヨリコさん(36)=通称名=は、新宿区内で記者会見し、その場でそれぞれのスマートフォンからオンラインで申請した。山本さんは「社会の中で夫婦として認められ、周りの方とも一緒に人生を歩んでいけることをうれしく思う」と涙ながらに話した。
都道府県では10番目 認められれば何が変わる?
山本さんは1年前、自宅で倒れ、意識不明で病院へ搬送された経験があるという。同居していたヨリコさんは付き添おうとしたが、病院からは「親御さんに連絡して」と言われたという。関係性を説明するのが難しかったといい、「(パートナーの)証明書があれば緊急時にも助かる」と喜んだ。
3人で申請したのは、子ども…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル