「国は入試や履修内容の削減を」 学校の再開策に反発も

 休校中も分散登校日を設けることや、その際は小6、中3、小1を優先するよう求める通知について、学校現場や保護者からは賛否の声が上がった。

 東京都内の公立小学校の男性教諭(31)は「勉強だけでなく、生活リズムを取り戻すきっかけにもなる」と分散登校日の設定に賛成する。保護者から「勉強は何をやらせたらいいのか」「時間がうまく使えない」といった相談の電話が増えた。「今はすべて家庭に丸投げの状況。登校日でもオンラインでも、教員が今できる関わり方を最大限してあげたい」

 中3と小6の娘がいる香川県の女性(44)は「何が正解かわからない中で、ゆるやかに学校を再開させていくという前向きな判断だと思う」と評価する。休校が長引き、子どもの生活リズムがつけにくいことに悩んできた。散歩に出るのも気がひけ、日光浴もできていない。登校日があれば「普段通りとまでいかなくても、体が慣れていた生活に戻ってくると思う」と期待する。

 優先登校の対象外となった中2と小3の子どもがいる埼玉県の女性も「どの学年も平等にしてほしいけど、(小6、中3、小1の)3学年は特に大事なので、しょうがないかなとも思う」と話す。

 一方、感染の終息が見えない中、登校日を設けることに否定的な声もある。

 都内の公立小の校長は「なぜリ…


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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