「圧倒的で唯一無二」 吉村・大阪府知事が万博「大屋根」保存に言及

野平悠一

 2025年開催の大阪・関西万博のシンボルとして、会場の人工島・夢洲(ゆめしま、大阪市此花区)に建設中の大屋根(リング)。大阪府吉村洋文知事と大阪市の横山英幸市長が13日、この建設現場を視察した。閉幕後は解体され、木材は再利用される方針というが、吉村知事は保存も含めて検討する考えを示した。

 リングは直径675メートル、1周2キロ、幅30メートル。世界最大級の木造建築物といい、会場を取り囲むように建てられる。「多様でありながら、ひとつ」という万博の理念を表すシンボルと位置づけられ、344億円をかける予定。

 吉村知事と横山市長は建設中のリングの上に行き、会場全体を見渡しながら説明を受けた。視察後、吉村知事は報道陣に「この素晴らしいものを世に残すべきだという意見が多く出るのは間違いない。本当に圧倒的な唯一無二の木造建築物になる」と強調。「全部なのか一部なのか、いろいろ考え方はあると思うが、残し方とかいろんなことも含めて検討していくべきだ」と語った。(野平悠一)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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