モデルの水原希子さんは1月21日、自らのInstagramのストーリーで「人種差別、在日コリアンに対してのヘイトが一刻も早くなくなりますように」との思いを綴った。水原さんがシェアしたのは、川崎市にある多文化交流施設に在日コリアンの虐殺を「宣言」する年賀状が届いていた事態が問題となっていることを受けて、国や市に早急な対策を求めはじまったネット署名だ。【BuzzFeed Japan / 籏智広太】
(*この記事にはヘイトクライムの文言が直接含まれます。閲覧にご注意ください)
署名は弁護士などでつくる「外国人人権法連絡会」が1月21日、呼びかけたものだ。
同会が20日に発表した声明によると、在日コリアンが多く暮らす桜本地区にある「川崎市ふれあい館」に1月6日、「謹賀新年 在日韓国朝鮮人をこの世から抹殺しよう。生き残りがいたら残酷に殺して行こう」と書かれた年賀状が届いた。
声明では、この行為は「ヘイトスピーチ・ヘイトクライムであり、絶対に許してはなりません」と厳しく指摘。
同館への来場者が減ってることなどに触れながら、威力業務妨害罪に当たる可能性に言及し、さらに「実際に暴力犯罪が行われる危険性も看過でき」ないとしている。
そのうえで署名では、国と川崎市に対して人種差別撤廃条約やヘイトスピーチ対策法に基づき非難声明を出すことや、具体的な安全対策、さらに警察が犯人逮捕に全力をあげることなど、緊急の対処を求めている。
「胸が苦しいです」と綴った思い
アメリカ人の父親と在日韓国人の母親を持ち、アメリカで生まれて日本で育ったという多様なルーツを持つ水原さん(朝日新聞のインタビュー、2018年4月2日)。
この日、SNSでこの署名をシェアし、542万のフォロワーを持つInstagramでは「胸が苦しいです」として、以下のように思いを綴った。
「みんなこの地球に生まれてきて生かされている地球人」
「人種差別、在日コリアンに対してのヘイトが一刻も早くなくなりますように」
「みんなの力でMore Love Less Hateな世界を作っていこう」
また、Twitterでも「悪質な人種差別、在日コリアンに対してのヘイトに心が痛みます」として署名を呼びかけた。
ツイートには、「水原さんありがとう」「救われる人がたくさんいます」「意思表示すばらしい」などの声が多く寄せられている。
集まった署名は1月21日午後10時現在、すでに1500人を超えている。詳細は「Change.org」から。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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