埼玉の自虐を笑いに変えた大ヒット映画の続編「翔(と)んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」(23日公開)。今作は、埼玉に海をつくろうと「埼玉解放戦線」のメンバーが美しい砂を求めて、和歌山・白浜へ船出することから始まる。
たしかに和歌山県白浜町にある白良浜の砂は、真っ白くさらさら。しかし、地元の人たちは知っている。「あの砂は、『白浜の砂』ではない」ということを。
白良浜は、延長620メートル。弓状の白い砂浜とエメラルドグリーンの海との対比が美しい。
平安時代から古代歌謡や和歌にも詠まれ、その神秘的な白さゆえに、悪事をはたらくカッパが浜に墨を塗っても、波に洗われて白いままだったとの伝承も残る。
白さの秘密は、石英質の砂。雪を思わせる白さが特徴だ。
でも、戦後の高度成長期に白さが少しずつ失われてしまった。
では、白い砂はどこから来た?
周辺での宅地造成や道路建設…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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