「夏の冷え」と「運動不足」でギックリ腰に注意 普段からの予防法は(ウェザーニュース)

「魔女の一撃」とも呼ばれるギックリ腰。クシャミや咳をした拍子にズキンときて動けなくなることもあります。 冬の寒い時期だけでなく、室内外の寒暖差が激しい夏場もギックリ腰に悩まされる人は少なくありません。 さらにコロナ禍の今、運動不足からギックリ腰に襲われる人が増えていると言います。どうしたら防げるのでしょうか。

不意の動作でギックリ腰に

「30歳を過ぎれば多くの人がギックリ腰を経験します。共通するのは不意に腰をひねる動作です。不自然な姿勢でクシャミや咳をしたり、わが子を“たかい、たかい”した瞬間、腰に激痛が走って動けなくなったります。医学的には『急性腰痛症』と呼ばれる症状です」という横浜相原病院(横浜市瀬谷区)の吉田勝明院長はこう続けます。 「ギックリ腰の主な原因として『冷え』や『運動不足』が挙げられます。血液循環が悪く、筋肉が固くなってしまうのです。そのため季節的には冬に多いのですが、冷房を効かせすぎたり、アイスや氷など冷たいものを食べ過ぎるなど、体を冷やしがちな今の時期も注意が必要です。特に今年はコロナ禍で運動不足や在宅勤務が増えているせいか、ギックリ腰を起こす人が少なくありません」

ギックリ腰だと病院にも行けない

ギックリ腰になると歩くことができず、這うのもやっとなので病院に行くことができません。 「電話で相談を受けることがあるのですが、安静臥床、すなわち寝ていることが一番です。多くの場合、それで3~4日すれば自然治癒します。できれば上を向いて膝を立てて両手をおなかの上で組んだ形が理想です。横になりたければ、やはり膝を曲げてエビほどではないものの少し曲がった姿勢がいいでしょう」(吉田院長) なんとか病院にやってきたギックリ腰の患者さんにはどんな治療をするのでしょうか。 「内服薬としては鎮痛剤のほか、筋弛緩薬(筋肉の緊張を和らげる)や炎症を抑える薬、神経伝導がスムーズになるようビタミン剤などを使用します。他にはシップ薬や外用薬としてのぬり薬を使うこともあります。在宅治療の場合、市販薬もある程度は有効だと思います」(吉田院長)

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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