新型コロナウイルスの感染拡大を受け、鈴木直道知事が求めた「週末の外出自粛」が29日、北海道で始まった。感染防止の効果はあるのか。地元経済や市民生活への影響は。「緊急事態宣言」の街を歩いた。
ふだんは観光客や買い物客でにぎわう札幌市中心部。昼になっても百貨店「丸井今井札幌本店」は、ひっそりとしていた。8階のおもちゃ売り場は、店員より客の方が少ない。28日から休校になった小学1年の長男のため、ゲームの新作ソフトを買った札幌市の女性(34)は「思った以上に人が少ない。ちょっと気まずい」と語った。
テレビ塔や時計台がある大通地区も人影はまばらだった。70代のタクシー運転手は「きょうは全然人の動きが悪い。ほとんど歩いている人がいない」。この日到着したという名古屋市の会社員男性(27)は時計台の写真をとっていた。今回の外出自粛はやり過ぎという。「おいしいものを食べて、スキーをしたい。予定した日程は変えません」
北海道経済を支える観光地は、…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル