北九州市の小倉城は、福岡県内で唯一、天守閣が残り、堀で守られた城として人気を集めている。この堀が、実は河川だということは、あまり知られていない。正式名称は城内(じょうない)川。目に見えるのは掘の部分だけで、それ以外は地中を流れる不思議な川なのだ。
同市立水環境館の内村政彦館長(63)らによると、1602年から7年かけて戦国大名の細川忠興により大規模改修された小倉城は、紫川の河口に天守をいただき、複雑に入り組んだ水掘や石垣などで城下町一帯を囲った総構えの城だった。
堀はところどころで河川とつ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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