「夜、帰れなくなったら…」 東京都心も大雪のおそれ、不安の朝

 大雪予想だった10日朝、東京都心は小雨が降っていた。

 午前7時すぎの品川駅。手に傘を持ち、厚手のコートを着こんだ通勤客がいつも通り行き交っていた。

 横浜市の会社員の男性(32)は「普段は車で通勤しているが、きょうは雪を警戒して電車で1時間以上早く家を出た」。物流の仕事で倉庫の管理をしており、出勤したという。「帰りの電車が止まらないかが心配です。雪が激しくなるようであれば、早く帰れるよう上司にかけ合いたい」

 東京都品川区の保育士、都河(つがわ)真理子さん(39)は保育所2カ所で仕事を掛け持ちしており、品川区内で午後2時まで勤務した後、大田区内で午後4時から午後8時まで働く。電車が止まった場合はタクシー移動を見こむが、道路が渋滞すると移動手段がなくなる。

 「コロナの影響で休んでいる保育士もおり、人手が足りていない。なんとかして職場にたどり着きたい」。自らの帰宅がどうなるかも不安だという。

気象庁も警戒呼びかけ

 東京都は10日の大雪に備え…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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