「大きな存在になりすぎた」電通 仕切ったスポンサー契約、見えぬ闇

 東京オリンピック(五輪)・パラリンピックのスポンサー契約にからむ今回の事件。大会のスポンサー契約とはどのようなものだったのか。

 大会の組織委員会が直接契約したスポンサー企業は、上位から「ゴールドパートナー」「オフィシャルパートナー」「オフィシャルスポンサー」の3階層に分かれていた。高位のスポンサーになるほど宣伝広告に使える権利が増える仕組みだ。高橋治之元理事(78)に資金を提供したAOKIホールディングスは、最下位のオフィシャルスポンサーだった。

 関係者によると、スポンサー料は企業ごとに異なるが、カテゴリー別の目安は上から順に150億円、50億円、十数億円程度だったという。スポンサー料の一部を物品やサービスの提供で補う契約もあった。

多額のスポンサー料が集まったカラクリ

 組織委と国内スポンサー契約を結んだ企業は67社。そこから集まったスポンサー料は計3761億円にのぼり、組織委が得た総収入6404億円の6割近くを占めた。組織委関係者は「国内スポンサーから得た収入は、おそらく五輪史上最高額だろう」と語る。

 多額のスポンサー料が集まっ…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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