山本知佳
今国会で審議中の国立大学法人法改正案に反対する大学関係者らが5日、東京都内で反対する集会を開いた。集会後、約20人が、参院議員会館前で「大学を壊すな」などと、廃案を求めて抗議の声を上げた。
改正案は、大規模な国立大学に、運営方針の決定などを行う合議体の設置を義務づけることなどが盛り込まれている。5日は、参院文教科学委員会で参考人質疑が行われた。
集会では、衆院文部科学委員会で参考人として意見を述べた東京大の隠岐さや香教授が登壇。合議体は元々、10兆円規模の大学ファンドから支援を受ける国際卓越研究大に選ばれた大学が対象だったにもかかわらず、改正案では別の4法人も対象の見込みとなっていることや、当事者である国立大の構成員らには、改正案の説明が少なかったことなどに疑問を呈した。「誰が(法案を)設計したのか明らかにならないと通してはいけない」と訴えた。(山本知佳)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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