コロナ下で様々な制約を受けながら学んできた大学生たちを励まそうと、31日にオンラインイベント「全国大学生サミット」が開催される。キャンパスライフやオンライン授業、メンタルヘルスなどについて学生同士が語り合い、専門家のアドバイスも受けることができる。企画したのは学生たち。「これからの大学生活の役に立ち、元気になれるイベントにしたい」と参加を呼びかけている。
サミット実行委員会の中心になっているのは、全国大学生活協同組合連合会の学生委員たち。琉球大4年の安井大幸さん(23)が実行委員長を務める。
安井さんたちが「サミット」を企画したのは、今年7月に同連合会が大学生を対象に実施したアンケートで、2年生を中心に深刻な実態が見えてきたからだ。回答者は全体で7832人。大学院生を除く7637人の3分の2が「将来に対する不安」を感じ、3分の1が「友人とつながれていない孤独感」にさいなまれていた。コロナ禍で昨年春の入学当初から対面授業が減り、サークル活動も制限されてきた今の2年生はとくに、不安感などを訴える割合が多かった。
8月に調査結果を発表すると大きな反響があり、社会に現状を伝えることはできたと感じたという安井さん。だが、「苦しんでいる大学生のために行動を起こすべきではないか」と考えた。そこで、アンケートで不安の訴えが多かった課題を中心に、解決の糸口を見つけられるようなイベントを開くことを思いついた。
サミットはまず午後1時から…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル