新井義顕
20日は、一年の中で最も寒いとされる二十四節気の大寒。六甲山上にある展望台「六甲枝垂れ」(神戸市灘区)では、氷棚にできた天然の氷を切り出し、氷室に運び込む作業が行われた。
作業員らは標高888メートルにある人工池で、厚さ13センチの氷を、チェーンソーで切り出した。今年は例年より冷え込みが強く、氷がしっかり張ったという。氷室の氷は、夏場に風を通し、自然の力で涼を楽しめる「冷風体験」に使われる。
作業時の六甲山上の気温は零下3度。強い風と雪が舞う中、白い息を吐きながら氷室と氷棚を何度も往復していた。作業は今日一日続く見込み。(新井義顕)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル