室矢英樹
日本三大花火大会のひとつで、日本一の花火師を決める「大曲の花火」(第95回全国花火競技大会)が26日、秋田県大仙市の雄物川河畔であった。全国から選抜された東京や愛知、福岡など12都県の28社の花火師が腕を競い、夜空に1万8千発の大輪を打ち上げた。
競技の合間に地元4社が共同で打ち上げる企画は、今年は「平和」がテーマ。2千発の花火でウクライナの国花ヒマワリを表現し、ロシアの作曲家・ムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」が添えられた。
「火薬は使い方を誤れば人々を悲しませ、花火にすれば感動を呼ぶ」。企画した地元・北日本花火興業の今野義和社長(59)がメッセージを込めた。
競技は、煙で夕空に色模様を描く「昼花火」でスタート。日没後に「夜花火」へ移り、伝統的な大型の10号玉と、音楽に合わせて花火につけられたタイトルを表現する創造花火が打ち上げられた。
4年ぶりに来場制限がなく、露店も復活。ネット販売では最高額5万円のプラチナ席が5分で完売し、約10万人分の有料観覧席が売り切れた。(室矢英樹)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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