大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手が全国の小学校に贈ったグラブが行き渡り始めた。甲子園出場経験のある男性が「意外と小さく、軟らかい。軟球やソフトボールではけがをする可能性がある」と心配し、居住地の学校に安全にキャッチボールを楽しめるボールを寄贈した。野球の楽しさをたくさんの子どもたちに知ってもらい、仲間づくりにもつなげたいとの思いだ。
男性は、幼児向けにボール投げ教室をしている長浜茂雄さん(71)=埼玉県本庄市。たまたま大谷グラブに触れる機会があり、思ったよりも小さく、軟らかいと感じた。「スピードの出る軟式球だとけがをするかもしれない」。教室で使っている市販のボールを使うべきだとピンときたという。
長浜さんは、県立熊谷商業高校の野球部出身。1970年に正捕手として夏の甲子園に出場し、ベスト8になった。埼玉県内の子どもたちが全国体力調査のソフトボール投げで全国ワーストになったと知り、2008年から本庄市内外の幼稚園や保育園を回り、ボール投げ教室を開いてきた。参加した子どもは、のべ約1万3500人に上るという。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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