「天声人語 2019年6月6日」(朝日新聞デジタル)

 「朝寝」には、どこかふてくされたような響きがある。それに対して「昼寝」という言葉は快く、おおらかだ。昼寝と聞くだけで、からだがとろけてくる――。そんなふうに詩人の谷川俊太郎さんがエッセーに書いていた▼昼食を終えると眠気に抗しきれなくなる。「その気持ちの底に一抹の後ろめたさもひそんでいて、それが『昼寝』に欠くことのできない隠し味だ……」(『ひとり暮らし』)。読んでいるだけで眠くなってくる▼谷川さんからすれば、やや違和感があるだろうか。昼寝は後ろめたくない、前向きに取り入れようという動きが少しずつ広がっている。…… 本文:618文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

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