無機的な研究室の栽培庫内ですくすくと育つレタスたち。ドアには照明をあてた時刻と照明を落とした時刻が細かく記されている。潮の満ち引きのリズムで野菜を育てる実験を見に、愛知県刈谷市のトヨタ紡織を訪ねた▼「太陽のリズムではなく、月の動きに合わせて照明をあてる方が成長が進むのではないか」。そんな仮説を立てて山本優子さん(38)ら研究班が育てたのはカブ、ナズナ、チンゲンサイなど。レタスでは収穫量が2割も増えたという▼成長を促す要因として山本さんが注目したのは、潮の満ち引きを起こす「起潮力」である。月の引力や地球の遠心力などが作用する力のことだ。…… 本文:605文字
朝日新聞社
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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