頭や背骨など黒光りする化石一つ一つの迫力に息をのむ。東京・上野の国立科学博物館で開催中の恐竜博で、展示の目玉である「むかわ竜」を見た。発掘された化石は体全体の8割を超す。国内で類のない全身の化石だ▼いまから16年前、北海道むかわ町の化石収集家・堀田良幸(ほりたよしゆき)さん(69)が近所の山中で尾の骨を見つけた。ワニかと思ったが、後に専門家の調査で恐竜と判明。町を挙げて発掘し、222個の化石を見つけた。「神様からの贈り物だと思いました」と堀田さんは話す▼郵便局に長く勤めた。採集を始めたのは30代半ば。採ったアンモナイトを客に贈ると喜ばれた。…… 本文:621文字
朝日新聞社
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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