杉田水脈議員の「女性はいくらでもウソをつける」との発言に抗議する「フラワーデモ」が26日夜、インターネット上で行われた。緊急開催を呼びかけた作家の北原みのりさんは、「性暴力根絶に向けて被害者たちが必死に声を上げてきた運動を後退させる、ひどい発言だ。なかったことにしてはいけない。きちんと怒りたいと思った」と、急きょ開催を決めた理由を話した。
花を手に性暴力の根絶を訴えるフラワーデモは昨年3月、被害者の意に反する性交と認めながら無罪とする判決が相次いだことをきっかけに始まり、全国に広がった。被害者や性被害の苦しみに寄り添おうとする人たちが集まり、毎月11日に開かれている。この日は各地でフラワーデモを開く女性たちが、だれでも視聴できるオンライン配信に参加して、それぞれの思いを発信した。
フラワーデモの主催者らは杉田氏に謝罪と発言の撤回、議員辞職を求めるオンライン署名も始めた。一方、杉田氏はこの日、自身のブログを更新し、「報道にありましたような女性を蔑視する趣旨の発言はしていない」とした。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル