具志堅直
神奈川県横須賀市の上地克明市長が男女共同参画をめぐって「女性が虐げられてきた歴史の怨念」などと発言したことに対し、市民ら3人が21日、市役所を訪れ、市長に撤回と謝罪などを求める約1400人分のオンライン署名を提出した。
上地市長は8日の市議会本会議で「女性のDNA、ミトコンドリアの中に常に虐げられた歴史があって。その怨念、無念さが今の社会を構成している」「反動形成で男女共同参画社会という話が出ている」などと述べた。これに対し、市民らが「女性蔑視だ」と署名活動を進めてきた。呼びかけ人の1人の会社員女性(27)は報道陣に「市にジェンダー意識の改革を求めていきたい」などと主張した。
この日記者会見した上地市長は「配慮を欠いた表現により不快な思いをされた方々がいることについて率直におわびしたい」と述べ、議会答弁の削除も含めて発言の撤回を検討していることを明らかにした。(具志堅直)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル