「女性らしい生理」に違和感 男女共に変わりだした認識

 生理は当事者の女性だけの問題ではない。研修に採り入れる企業のように、月経や、それに伴う多くの問題を、性別や価値観を超えて共有し、改善を図ろうとする動きも、さまざまな形で広がっている。

 「生理中は、自分のさまざまな価値観を我慢することが『当たり前』になっていた」

 サッカーなでしこリーグ1部の現役選手で、同性のパートナーがいる下山田志帆さん(26)。月経中も激しく動くアスリートとしての負担だけでなく、生理用品の色やデザインが「かわいらしさ」ばかり重視していることも受け入れがたかった。月経中の新たな選択肢として注目された吸水ショーツも、デザインは「フェミニン」一択。違和感は募るばかりだった。

 「ないなら、自分で作ろう」

吸水ショーツをボクサーパンツ型に、賛同の声続々

 2019年秋、同級生と会社…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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