神戸市長田区の小1女児殺害事件で殺人やわいせつ目的誘拐などの罪に問われ、1審裁判員裁判の死刑判決が控訴審で破棄され無期懲役となった君野康弘被告(52)について、最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)は検察側の上告を棄却する決定をした。死刑を破棄し無期懲役とした2審判決が確定する。これを受け、女児の母親が3日、代理人弁護士を通じてコメントを発表した。要旨は次の通り。
私たち遺族は、被告には生命をもって償ってもらうほかないと考えていました。(1審の)裁判員裁判では死刑が相当であるとご判断いただきました。その判断は正当なものであったと今でも確信しています。
娘は理不尽に命を奪われました。6年しか生きられませんでした。私たち遺族は、あの事件の日から時間が止まったままです。
裁判を通じ、被告からは反省も償おうとする思いも伝わってきませんでした。亡くなったのが1人であれば死刑にならないという前例はおかしいと思います。命の重さを直視しないのであれば、何のために裁判員裁判をしたのかと思います。
本日接した最高裁の決定には私たち遺族は納得できませんし、娘に報告できないと考えています。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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