甲斐江里子
父親を川に投げ落として殺害したとして、大阪府警は長男で大阪市淀川区新高5丁目の無職、玉井将太容疑者(36)を殺人容疑で逮捕し、11日に発表した。「精神的な病気で仕事ができず、嫌気がさして父を道連れに自殺しようと考えた」と話し、容疑を認めているという。
発表では、玉井容疑者は10日午前1時ごろ、同市淀川区西三国4丁目の神崎川にかかる三国橋から、同居する父の重弘さん(65)を投げ落として殺害した疑いがある。重弘さんは約2時間後に川の中で見つかり、死亡が確認された。府警は司法解剖して死因を調べる。
捜査1課によると、玉井容疑者は調べに「9日夜、父の夕食に睡眠薬を入れた」と説明。10日未明に重弘さんを現場まで連れて行き、「一緒に心中してほしいと伝えたが、断られた」と話しているという。
玉井容疑者は「自分も現場近くの別の橋から川に飛び込んだが、死にきれなかった」とも説明。帰宅後、不審に思った母親が110番通報したという。(甲斐江里子)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル