5年前の12月。園児が遊ぶ保育園の屋根で、重さ213グラムの米軍ヘリの部品が見つかった。300メートル先には米軍基地があるが、何が起きたのか、真相がわからないなか、せめて保育園や学校の上は飛ばないで、飛ばせないでと声をあげてきた親たちがいる。今月、初めてネットでの署名集めも始めた。「どうか力を貸して欲しい」。さらなる危機感が背景にあるという。
園の庭では2~6歳の園児たちが遊んでいた。2017年12月7日午前10時20分過ぎ。園のトタン屋根で、円筒型のプラスチック製の物体が見つかった。当時の報道によると、高さ9・5センチ、直径7・5センチ、厚さ8ミリ、重さ213グラム。赤いラベルに「飛行前に外すこと」と英語で印字されていた。米国を表す「U・S」のアルファベットも書かれていた。
幸い、けが人はいなかったが、保護者らに不安が広がった。
翌8日、米軍は、面会をした自治体幹部に、保育園で見つかった部品は米軍の大型ヘリコプターCH53Eに使われているものだ、と認めた。回転翼の根本付近にある機器を粉じんから守る部品とも説明した。
この大型ヘリは、保育園から約300メートル南西にある米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)で離着陸しているものと同じ機種だった。大型バスほどの大きさがあり、2004年には近くの沖縄国際大に墜落・炎上したものと同型機でもあった。
5日後、さらに衝撃的な出来事が起きる。
児童約30人が体育の授業中…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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