三重県桑名市の「長寿認定こども園」(桑名市北寺町)で不適切な保育があった問題で、市が設けた第三者委員会は11日、報告書を公表した。伊藤徳宇市長と、こども園を運営する社会福祉法人・花園福祉会の加藤晶子理事長に再発防止策を提言した。
報告書は確認できた不適切保育の主な事例として、危険回避の行動以外の(保育士が)腕や足を引っ張る行為▽トイレに決まった時間にしか行かせない行為▽本来なら午後1時までの給食時間だが、昼食をおやつの時間まで食べさせていたことが複数回あった▽複数の保育士が子どもに対して人格を尊重しない発言をしたり乱暴な言動で接したりした▽外国籍の児童に対して厳しい口調で怒った、などを挙げた。
そのうえで、保育士が疑問点や意見を出しやすい民主的な組織風土づくりや、保育士のスキルアップのための研修の必要性を指摘。子どもを最優先に考えた保育環境の整備や労働環境の改善などを園に提言した。
市に対しては、園児の保護者…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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