「子ども刺し、自分も死のうと」水戸2児死亡、殺害容疑で母親再逮捕

原田悠自

 水戸市平須町のアパートで8歳の男児と5歳の女児が死亡した事件で、茨城県警は13日、母親のパート従業員太田亜紀子容疑者(39)を女児に対する殺人容疑で再逮捕し、発表した。容疑を認め、「子ども2人を刺した後に自分も死のうと思っていた」と供述しているという。

 水戸署によると、再逮捕容疑は7月24日未明ごろ、自宅アパート内で保育園児の長女梨心(りこ)ちゃん(5)の首を包丁で突き刺して殺害したというもの。

 県警は同日、長男で小学3年の継真(けいしん)さん(8)への殺人容疑で太田容疑者を逮捕していた。この容疑について、水戸地検は勾留期限の今月13日、処分保留とした。今後、再逮捕の容疑と合わせて起訴できるかどうかを判断するとみられる。

 県警によると、太田容疑者は7月24日朝、「子どもを殺した」と自ら110番通報した。警察官が駆けつけると、寝室の布団の上で梨心ちゃんと継真さんが首から血を流して倒れており、死亡が確認された。死因はいずれも首を刺されたことによる失血死で、2人はほぼ同時に刺されたとみられる。近くには凶器とみられる血のついた包丁が落ちていたほか、太田容疑者の首にも長さ1センチほどの切り傷があった。(原田悠自)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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