「今日はママ、血の日だからね。子どもを産む準備で、女の人はみんなあるのよ」。生理について、静岡県磐田市の会社員女性(39)は、長男(11)と長女(9)が幼いころからそう話してきた。
「生理の日も一緒にお風呂に入れた方が楽だし、性について気軽に話せるようになりたいから」と説明する。性器や胸などの「プライベートパーツ」についても、日ごろから「大切なところだから、他人に触らせたらダメだよ」と伝えてきた。
しかし、出産や妊娠の仕組みなど、さらに踏み込んだ内容は教えられていない。「何を、いつ、伝えたらよいのか。悩んでしまいます」
こうした悩みを抱える保護者に向け、講座を開く自治体もある。1月中旬、三重県東員町の子育て支援センター。親子15組が参加した「おうち性教育」講座で、フリーランスの性教育講師、中谷奈央子さん(39)が、よく寄せられる質問を例に答えていく。
――子どもが性器をさわっていてやめさせたいが声のかけ方がわからない。
答えは、「やめさせなくてい…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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