「学校で学べないこと、刺激に」 自治会役員の中学生が感じた重責

 横浜市磯子区にあるマンション群の自治会(1230世帯)で21日、中学生や高校生、大学生の役員が誕生した。

 役員のなり手不足と高齢化に悩む自治会が多いなか、この自治会では中高生らが次々に手をあげる。きっかけは、昨年就任した中学生の役員の存在がある。

 自治会は13棟のマンション群の住民約3300人からなる「Brillia(ブリリア) City(シティ)横浜磯子自治会」。2017年に誕生し、役員の任期は2年。会費は1世帯で年1200円。

新役員案に賛成808票、反対4票

 この日にオンラインで開催された総会では、新役員候補がカメラ越しに立候補の動機を語った。

 中学1年の窪塚智祐(ちひろ)さん(12)は「住民を盛り上げる活動が立派だと思い、やってみたかった。責任を持って取り組みたい」。

 昨年の自治会のお祭りにボランティアで参加したという中学1年の角田椎香さん(12)も「役員になってお祭りのボランティアをまとめてみたい」と抱負を語った。

 高校3年の増子涼奈(りな)さん(17)は「自治会はいろんな世代の人と関われる。小さな子から年配の人まで楽しめるイベントを企画したい」と話した。

 新役員は総会で賛成808票、反対4票で承認された。

「自分の意見一つで住民の活動が変わる」

 役員は月1回の定例会への参…

この記事は有料記事です。残り951文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment