「孫の成長楽しみにしていた父」七回忌控え、初参加の追悼式で献花

 熊本県菊陽町の田上真由美さん(50)は熊本地震で亡くなった父の「七回忌」を前に、今年初めて犠牲者追悼式に参列した。

 2016年4月16日の本震後、田上さんの両親は菊陽町の自宅近くで車中泊をしていた。「家から離れたくなかったんだと思う」と田上さん。27日朝、父の大塚始(はじめ)さん(当時78)が胸の痛みを訴えて病院に搬送されたが、数時間後に亡くなった。後日、災害関連死と認定された。

 頑固で厳しかった始さん。だが、田上さんに娘ができると、「表情がとても柔らかくなっていった。何よりも孫の成長を楽しみにしていた」という。

 娘は14歳、中学3年になっ…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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