「客を破綻させない」 歌舞伎町ホストクラブ側が方針、実効性に懸念

土舘聡一

 東京都新宿区歌舞伎町のホストクラブで客が売掛金で飲食し、高額請求が相次いでいる問題で、ホストクラブ側が5日、「売掛金を段階的になくす」という方針を示した。今後、区との協議で具体的な自主規制ルールを決める予定。

 ホストクラブ13グループの経営者らが区との協議で明らかにした。対策案は、客の生活が破綻(はたん)するような営業を行わない▽すでに発生している高額な売掛金は行政と連携して対応▽売掛金は店舗管理とし、客とホスト間の貸し借りをなくす▽1月以降、支払いのうちの売掛金の割合を段階的に引き下げて4月にはなくす▽20歳未満の入店禁止を検討――など。

 支払いのために客へ風俗業界などの仕事をあっせんする「匿名・流動型犯罪グループ」(通称トクリュウ)との関係も絶つとした。

 ただ5日の協議では、自主規制ルールに従わない店に20歳未満の客が出入りする恐れなど実効性への懸念も出たという。13日にも協議し、方針が固まり次第、自主規制ルールや業界連絡会の設立を公表するという。(土舘聡一)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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