NHKの大河ドラマ「どうする家康」がいま取り上げるのが、愛知県西三河地方が舞台の一向一揆。浄土真宗の門徒らが徳川家康と戦い、家康の人生の中で最大の苦境の一つとされる。一揆の拠点となった安城市の本證(ほんしょう)寺は、多くの観光客らでにぎわっている。
三河一向一揆は、租税免除と治外法権といった寺の不入権が侵害されたことが発端となり、1563(永禄6)年に起こった。一揆側に加担する家臣が続出したことなどから、家康は苦戦を強いられた。
ドラマでは「三河一向一揆編」が19日放送の第7回から計3回予定される。
舞台の一つとして登場するのが本證寺だ。住職の空誓が説法で民衆を引きつけるシーンなどが丁寧に描かれている。
本證寺住職の小山興圓(こうえん)さん(50)によると、プロデューサーら制作関係者が寺を訪れたことがあったという。ドラマの制作発表から間もない2年ほど前のことだ。その際、空誓はどんな人物だったかと聞かれた。
当時、家康も空誓も19歳…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル