(リポート)
「伊勢市のおはらい町です。普段と比べて人の数がめっきり減ってしまいました。そしてこちらの店は、新型コロナウイルスの影響で当面の間、臨時休業とさせていただきますという貼り紙が貼られています」
臨時休業する店舗が目立ち、がらんとしています。
観光客:
「橋を渡ったら誰もいない。(内宮の)中も誰もいない」
地元の人:
「もぬけの殻っていうかね。やっぱり寂しさがあります」
この新型コロナウイルスの影響は、伊勢の名物『赤福』にも。店頭には、「朔日餅 販売休止」を知らせる貼り紙が…。
赤福が1月を除く、2月から12月の毎月1日に販売している「朔日餅」。
3月の「よもぎ餅」や10月の「栗餅」など、年に一度しか味わえない味を求めて長蛇の列ができます。
去年5月の改元初日には、全国各地から集まった多くの人が買い求めました。
そんな伊勢の毎月1日の風物詩が…
赤福 池田さん:
「開店前からお客様にお待ちいただくということで、密集・密接を作ってしまうということで販売をやめさせてもらいました」
その人気ゆえに、5月から8月まで販売を休止することを決めました。
赤福 池田さん:
「毎月だいたい500名から、土日や人気月になりますと1000名以上、お客様に並んでいただくので、対策は考えてみたんですけど、間隔を開けたところで密集とか人が集まってしまう」
赤福はこのほか、とうもろこしや大麦若葉など、4種類の餡が楽しめる、人気の「いすず野あそび餅」についても販売を休止するとしています。
地元の男性:
「ひとつの風物詩というかね。やむを得んのかなと思いますし。一日も早く収束して元の姿に戻っていただくのは我々の望みだけどね」
朔日餅の9月以降の販売については、7月中旬に赤福のホームページで発表するということです。
東海テレビ放送
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース