村上潤治
「寛大な処分をお願いします」――。そう記された交通事故被害者の嘆願書を勝手に作り、違反者の意見を聞く公安委員会の聴聞会に提出したとして、神奈川県警加賀町署は9日、厚木市の会社員の男(44)を有印私文書偽造・同行使容疑で書類送検し、発表した。「免許が必要な仕事で処分が軽くなればとやった」と話しているという。
書類送検の容疑は、交通事故で骨折させ、3カ月のけがを負わせた被害者男性の嘆願書1枚を勝手に作り、2月1日に県警本部の聴聞室で警官に提出したというもの。
ネットで書き方の見本を見つけ、印鑑を購入して押印したという。警官が被害者男性に連絡し、偽造が発覚。男の免許は取り消されたという。(村上潤治)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル