笑顔の男の子と女の子が表紙に描かれた「小学一年生」などの「学年誌」。東京都千代田区立日比谷図書文化館では、その100年の歩みと表紙画家にスポットを当てた特別展が開催されている。
学年誌は、1922(大正11)年、小学館から学年別学習雑誌「小学五年生」と「小学六年生」が創刊されたのが始まりだ。その後、対象読者を一学年ごとに分け、読者と同じ年頃の男の子と女の子が表紙に並ぶ基本スタイルが定着した。
長く表紙画を手がけたのは洋画家の玉井力三(りきぞう)(1908~82)だ。写実的で生き生きとした笑顔の少年少女を描き、学習雑誌がもっとも活気づいていた50~70年代に表紙画を一手に担った。
引っ張りだこだった玉井力三
日比谷図書文化館広報担当の…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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