「居場所は絶対にある」中学生が宣言 子どもの「第三の居場所」完成

 不登校や家庭の問題といった悩みを抱える子どもが安心して過ごせる場所をつくろうと、NPO法人が大阪府泉佐野市若宮町に施設を開いた。家庭でも学校でもない「第三の居場所」。開所式で、学校に行けなくなった中学生が「居場所はある」と呼びかけた。

 施設は、南海泉佐野駅から徒歩3分の「キリンの家 まちば拠点」。

 2階建ての古民家をリフォームしており、子どもの居場所づくりに取り組む地元のNPO法人「キリンこども応援団」が運営する。整備費用や3年間の活動費は、全国で「子ども第三の居場所」づくり事業に取り組む日本財団が負担する。

 「こども応援団」の活動拠点としては2カ所目。開所式は11月14日にあり、応援団が運営するフリースクール「キリンのとびら」に通う中学3年の川崎恋さん(15)が開所を宣言した。

 中1のときに教室に入るのが怖くなり、学校に行けなくなって、苦しんだ。だけど通い始めたフリースクールで、自然と話せるようになった。

「泣いていたあの日の私に向けて」

 体験活動として、仲間たちと…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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