「屋根壊れている」工事せず高額請求の疑い リフォーム会社を摘発

 飛び込み営業で「瓦の工事が必要」などとうそを言い、工事をせずに金をだまし取ったとして、愛知県警は14日、リフォーム会社の社長ら男4人を詐欺の疑いで逮捕し、発表した。

 不安をあおって不要なリフォームを迫る「点検商法」の被害が後を絶たず、国民生活センターは「工事の即決はせず、他の業者の見積もりも取って」と呼びかける。

 逮捕されたのは群馬県高崎市のリフォーム会社「信誠ハウジング」の社長平林凌(22)=高崎市=、無職小林哲大(21)=長野県上田市=、同社社員込山湧也(22)=高崎市=、パート和田亮人(22)=同=の4容疑者。県警は4人の認否を明らかにしていない。

 生活経済課によると、4人は共謀して2020年8~9月、安城市の80代の女性宅を訪問。「こんなやり方じゃだめ」などと言い、屋根瓦の下地を補修する工事を契約し、工事をせずに現金140万円をだまし取った疑いがある。

 同社は2人1組で住宅への飛び込み営業をして、「点検をする」と言って屋根に上ったあと、瓦の写真を見せながら工事を迫っていたとみられる。21年7月までの1年半で約1億3600万円の売り上げがあったという。20年7月ごろに長野市から豊田市に本社を移し、20年11月以降は群馬に移った。

 県警は、愛知と、降雪の多い信州では屋根瓦の工法が異なるため、短期間で愛知から撤退したとみている。

リフォーム工事の注意点は

 国民生活センターによると「…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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