増山祐史
12日午前9時50分ごろ、東京都中野区沼袋2丁目の住民から、「近くの家で『助けて』という声が聞こえた」と110番通報があった。警視庁によると、30代男性宅に男2人が押し入り、この男性の頭をハンマーのようなもので殴るなどして逃走した。男性は2週間のけが。警視庁が傷害容疑で男2人の行方を追っている。
野方署によると、男2人は同日午前9時20分ごろ、男性宅のインターホンを鳴らし、対応した男性に「工事で来ました」と伝えた。男性が玄関の扉を開けると突然襲いかかり、1人が男性の両足を粘着テープで縛り、もう1人が「お前殺すぞ」と脅して顔面を素手で殴ったりハンマーのようなもので頭を1発殴ったりした。
通報を受けた同署員が午前10時ごろに男性宅に到着。その時点で男2人は現場に残っていたが、署員がインターホンを鳴らして室内に入るとすでに姿を消していた。2階の窓が開いていたことから、署は2人が2階から飛び降りて逃走したとみている。男性は2人と面識がなく、男性宅に金品の被害は確認できていないという。
署によると、男2人はいずれも30~40代で身長170~180センチくらい。上下黒色の作業服に白色マスクを着けていた。(増山祐史)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル