「延岡発祥チキン南蛮党」が解党へ 「おいしさとルーツは広まった」

 大人が本気でバカをやる――それで14年間突っ走ってきたある党が解党する。市民団体「延岡発祥チキン南蛮党」(党首・永野時彦さん)。「チキン南蛮の日」の7月8日、最後を迎える。チキン南蛮と発祥の地・宮崎県延岡市のPRに励んできたが、メンバーの新陳代謝が進まなくなった。「おいしさとルーツは広まった」。役目を終え、箸を置く。

 同党は2009年、市の観光振興ビジョンを考える中で、報道や観光関係者、公務員ら有志が結成したまちおこし団体だ。

 チキン南蛮のルーツは昭和30年代、延岡の洋食店で出されていた「まかない」だったとされる。

 しかし、そのことが知られていない。全国どこでもあるメニューなのに。

 「ならば、改めてルーツを前面に出し、チキン南蛮と延岡の両方を売りだそう」と考えたのが「南蛮党」の始まりだ。

 永野さんによると、メンバー…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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