新型コロナウイルスに感染して亡くなった人が、国内で1万人を超えた。事態は好転するどころか期待のワクチンは後れをとり、海外からの変異株が急拡大。日本の感染状況は深刻さを増す。爆発的に感染者が増えた関西圏では、比較的若い世代の死者も目立ちはじめている。
「このままでは救える命が救えなくなる。医療崩壊の兆しが見え始めている」
重症者を受け入れる大阪府内のある病院の関係者はそう危機感を募らせる。
この病院では三次救急の受け入れを止め、ICUもコロナ専用に切り替えたが病床は足りないという。
「危惧される状態ではなかった」が死亡
「感染者が減らなければ、自宅や療養先のホテルで亡くなるコロナ患者が増える可能性がある」
府内の1日あたりの新規感染…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル