【動画】緊急事態宣言解除初日の酒屋は飲食店は=西畑志朗、藤原伸雄撮影
新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言が全国で解除され、1日から東京でも条件つきで酒類の提供が解禁された。活況への期待と感染拡大への不安が交錯する中、販売会社も飲食店も、そろりと動き始めた。
午前7時過ぎ、東京都練馬区の酒販売会社「秋山」の倉庫の周囲で、10人ほどの社員がトラックの荷台にビールだるや酒瓶を次々に積み込んでいく。「この日を待ち望んでいた」。同社常務取締役の秋山裕生(ひろお)さん(40)の声が弾む。
創業99年。取引先は都内を中心に約700店にのぼるが、飲食店に酒類提供の自粛が求められた7月の4度目の宣言後、約8割の取引が止まり、売り上げはコロナ禍前の3割に落ちた。配達も週5日から1~2日に。国の補償だけでは32人の社員に給料を払えず、酒販売以外の副収入で何とか補った。幼稚園と小学生の息子たちと公園で遊び、気を紛らわした。
高校生の頃から家業を手伝い…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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