「復興の第一歩としたい」七尾の商店街でマルシェ、にぎわい創出

 能登半島地震で被害を受けた石川県七尾市の一本杉通り商店街で11日、「復興マルシェ」が開かれた。地震で壊れ、営業再開が見通せない店も多く、地域にふれ合いの場を作りたいと企画された。今後は月1回開き、奥能登の商店街にも出店を呼びかけたいという。

 商店街の振興会会長の高沢久さん(51)は東日本大震災の被災地、宮城県南三陸町の商店主らに復興について相談。町で発災翌月にテント市場を開いたことを聞き、七尾での開催を計画した。

 午前11時、高沢さんが「地震からの復興の第一歩としたい」と開会を宣言。すし店や和ろうそく店、漆器店など約10店が参加した。南三陸町の商店街から無償提供されたかまぼこも並んだ。

 近くに住む松本美優さん(27)は「顔見知りの店主や近所の方と会えて安心しました。被害は大きいけれど、みんなが前を向くきっかけにしたい」と話した。

 金沢―七尾間のJR七尾線は運転を再開している。15日には七尾―和倉温泉間も復旧し、七尾線の全線が結ばれる。田中祐也

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能登半島地震

1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする強い地震があり、石川県志賀町で震度7を観測しました。被害状況を伝える最新ニュースや、地震への備えなどの情報をお届けします。[もっと見る]

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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