千葉県野田市で昨年1月、小学4年の栗原心愛(みあ)さん(当時10)が虐待死したとされる事件で、傷害致死などの罪に問われた父親の勇一郎被告(42)の裁判員裁判は4日、千葉地裁で被告人質問が始まった。心愛さんが父の暴力を訴えたアンケートについて、被告は「心愛がうそを書いた」と主張した。
心愛さんは2017年11月、小学校のいじめアンケートに「お父さんにぼう力を受けています」と書き、県柏児童相談所に一時保護された。検察側はこのころ、被告が心愛さんの頭を殴るなどしたとして暴行罪で起訴している。
この日の公判で、被告は暴行について「していません」と否認。アンケートは「心愛がされてもいないのに、うそを書いたと思う」と述べた。「振り返ってみても(なぜ書いたか)わかりません」「寝相が悪く、毛布をかけ直したのを(暴行と)勘違いしたのかもしれません」と語った。
18年2月、心愛さんは「お父…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル