深津弘
12日午前3時40分ごろ、岐阜県養老町大巻の廃業したホテル「フルー」から、白い煙が上がっていると通行人から119番通報があった。県警養老署によると、鉄骨3階建ての2階の客室1室36平方メートルが焼け、約2時間後に鎮火した。けが人はいない。同署は放火の可能性があるとみて調べている。
署などによると、ホテルは2013年に廃業。インターネットで「自分以外の足音が聞こえる」などのうわさが広がり、「心霊スポット」として有名になった。その後、無断で出入りする若者が相次ぐようになったという。昨年12月4日未明にも2階の別の客室で不審火があった。
電気は通っておらず、火の気はない。蛇腹式の門扉は閉まっていて立ち入り禁止の貼り紙がしてあるが、窓ガラスが割れている部屋が複数あるという。昨年の不審火以降、署は管理者に防犯対策を求めていた。(深津弘)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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