古畑航希
立ち入り禁止の場所に侵入したとして、福岡県警は16日、福岡県や佐賀県の男女12人を軽犯罪法違反(立ち入り禁止場所等侵入)の疑いで福岡区検に書類送検するなどし、発表した。インターネット上で「心霊スポット」として紹介されていることを知り、「肝試し」の目的で土地に立ち入ったという。
東署によると、書類送検などされたのは福岡県飯塚市、田川市、佐賀県唐津市などに住む18~21歳の大学生や高校生ら12人。6月5日午前2時50分ごろ、福岡市の男性(57)が管理し、立ち入りを禁じた同市東区の土地に、肝試しをする目的で立ち入った疑いがある。巡回中の署員が近くでとまっている車を見つけ、現場にいた12人に職務質問して発覚した。
管理者側によると、この土地には1990年代から使われていない建物がある。東署によると、以前から「心霊スポット」の廃虚とする情報がSNSやインターネットに出ていたという。近隣住民からの騒音や不審者についての110番通報などが昨年から今年6月6日までに43件あったほか、昨年11月にはぼや騒ぎもあった。管理者は今年6月から「立ち入り禁止」との表示を入り口に掲げていた。(古畑航希)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル