「忍者アイス」考案の銀座バーテンダー・岸久さん 次は「天然氷」

 日本のオーセンティックバーは今、インバウンド客でにぎわい、世界中から注目されます。その理由は茶道などの伝統文化が反映された独特のスタイルに加え、「氷」へのこだわりがインパクトを与えたとも。「バーの氷はすし屋の『シャリ』。最も透き通った部分を仕入れて提供すれば価値になる」と40年近く前に目を付け、酒を注ぐと消える「忍者アイス(R)」などを考案したのはバーテンダー岸久さん(58)。日本のバー文化を支えてきた第一人者は最近、信州・蓼科山の標高1560メートル付近で湧く水を自前の採氷池で凍らせる「天然氷」に取り組んでいます。

 ――氷の価値に早くから気づいていた。

 今年1月下旬、天然氷を切り出してきました。本格的に採るのは2シーズン目ですが、透明度が全然違うし、結晶は大きく、つやがある。もちろん味も抜群で、自然の力はやっぱりすごいと感じます。

透明度抜群の氷 酒を注ぐと見えなくなる

 バーほど氷に接する飲食業は…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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