「恒心教」称する男を逮捕 Webスキミングでカード情報不正入手か

 ウェブサイトに不正なプログラムを仕掛けて、サイトにアクセスした人のクレジットカード情報を入手したなどとして、京都府警などは「恒心教(こうしんきょう)」を称する大熊翔容疑者(26)=埼玉県草加市=を不正指令電磁的記録供用と割賦販売法違反の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材で15日わかった。

 捜査関係者によると、大熊容疑者は昨年、不正なプログラムを使い、音楽関連の販売サイトの決済ページから利用者のクレジットカード情報を抜き出せる状態にし、複数のカード情報を入手した疑いがある。

 大熊容疑者は1月に別の男と共謀して東京音楽大学(東京都目黒区)に爆破予告のファクスを送ったとして、警視庁に8月、威力業務妨害容疑で逮捕され、同罪で起訴された。

 2人は警視庁の調べに対し、動機について「恒心教」という言葉を使って説明。恒心教は、特定のネット掲示板に弁護士らへの中傷を書き込む人たちの行動について指す言葉で、宗教性はない。

 2人は他人のクレジットカード情報を不正に使って記憶装置「SSD」1台を購入したとして、窃盗などの容疑でも警視庁に逮捕されていた。京都府警は今回の事件でも、不正に入手した疑いのあるカード情報を何に使ったか調べる方針。

 セキュリティー大手「トレン…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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