阪神・淡路大震災の直後から、被災地の神戸でまちの状況を伝え続けたラジオ関西。防災について勉強している兵庫県立舞子高校環境防災科の3年生の2人が、当時の放送を聴き、スタジオで生放送をしていたパーソナリティー谷五郎さん(68)から話を聞きました。
当時の放送で、谷さんには忘れられない現場リポートがあるといいます。
午前7時半ごろ、火災があった神戸市長田区に着いたスタッフが生中継で住人らに声をかけていました。
「息子が一人、もう死んでると思うね」
震災後に創設され、今春で20年になる兵庫県立舞子高校環境防災科(かんぼう)で学んだ若い世代は、震災について何を学び、何を思うのか。その姿を描きます。後半では、ラジオ関西のラジオパーソナリティー谷さんから震災当時の話を聴く様子を音声でお聞きいただけます。
「ええっ?」…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル